第32回熊本女子剣道大会
会場:
◎4年ぶりに再開
第32回熊本女子剣道大会(熊本女子剣道愛好会主催、嶽下秀子会長)が令和5年2月26日、菊池市総合体育館で開かれた。新型コロナウイルスの流行で3年間の中断を余儀なくされ、小学生から高校生までが個人戦、成人による一般の部は団体戦で、4年ぶりに白熱した試合が行われた。
今回は県内から小学生の部(1~6年)に合計258名、中学生の部(1、2年)183名、高校生の部(1、2年)116名が参加した。県外からの出場も多い一般の部は団体戦(18歳以上の3人制)が年齢合計数別にA、B、Cの3部門に分けられた。
強豪チームがそろった一般の部は、昨年の全日本女子選手権大会で3度目の優勝を果たした末永真理(パピラブ、和歌山)選手ほか、国民体育大会や全日本都道府県対抗大会で各県の代表選手として活躍する有力選手も多数参加し、緊迫した試合で大会を盛り上げた。
Aブロックは万歳会(鹿屋体育大OG)が決勝で木鶏会(福岡教育大生)を下し、Bブロックは実力者のそろった長崎県チーム同士の決戦となり「長崎ちゃんぽん」が「長崎皿うどん」を制して優勝した。
今大会で注目されたのが「リバ剣」選手の活躍。振武館の坂口と坂田、阿蘇菊鹿ダンス発表会の嶋津など長期のブランクから復帰した選手が奮闘し、チームの上位進出に貢献した。全日本剣道連盟はじめ各県剣道連盟が推奨するリバ剣選手チームの入賞は、剣道界の課題である「底辺拡大」に好影響を与えそうだ。
【一般の部】優勝したA、B、Cのチーム