第66回全日本剣道選手権大会
会場:日本武道館
◎西村、史上3人目の連覇
全日本剣道選手権大会が11月3日に日本武道館で開かれ、県警の西村英久六段が2年連続3度目の日本一に輝いた。2連覇したのは神奈川県警の宮崎正裕八段と高鍋進七段に次いで3人目、3度以上の優勝は5人目の快挙。
西村は初回から積極的な攻めで勝ち進み、準決勝では9月の世界選手権覇者の安藤翔(北海道警)五段を小手2本で退けた。決勝の相手は昨年と同じ九州学院の先輩・内村良一(警視庁)七段で「胸を借りるつもりで臨み、結果につながった」という。
開始して間もなく小手に飛び込んで1本を先取、さらに2本目が始まった直後に攻勢をかけ、胴を狙った内村から再び小手を奪い、わずか43秒で勝負が決まった。
連覇のかかった2016年は重圧に苦しんだが、今年は「米田先生(九学教)からもっと重圧に苦しむよう言われ、正面から向き合った」という。
九学の後輩で北海道代表の山田凌平(明大)四段は、3回戦で竹下洋平(大分県警)五段に面2本を取られ敗退した。