平成30年度全国高校総体熊本県予選

会場:菊池市総合体育館

全国高等学校総合体育大会剣道競技の熊本県予選が6月1日から3日にかけて菊池市総合体育館で開催された。
団体戦はトーナメントを勝ち抜いた上位4校によるリーグ戦で順位が決められ、男子は3勝無敗の九州学院が14年連続の優勝(24回目)。他の3校はいずれも1勝2敗となり、総本数で2位から4位が決定した。また女子は阿蘇中央が初戦で尚絅を破った後、厳しい展開を強いられた八代白百合を引き分けに持ち込み、2年ぶり34回目の優勝。
個人戦の男子決勝は7年連続の九州学院対決となり、小川大輝が重黒木祐介に面2本を決めて優勝した。女子決勝は、準決勝で延長戦を勝ち抜いた久保藍香(阿蘇中央)が、決勝でも田中咲妃(菊池女子)との延長戦で面を打ち込んで優勝した。

【男子団体】
優勝九州学院(3勝)
2位東海大星翔(1勝2敗)
3位八代東( 同  )
4位鎮西( 同  )
【女子団体】
優勝阿蘇中央(2勝1分け)
2位尚絅(1勝1敗1分け)
3位八代白百合(3分け)
4位開新(2敗1分け)
【男子個人】
優勝小川(九州学院)
2位重黒木( 同  )
3位櫻井(東海大星翔)
3位西(八代東)

【女子個人】
優勝久保(阿蘇中央)
2位田中(菊池女子)
3位木村(東海大星翔)
3位江口(尚絅)

「王者の貫禄、女王の再起」

6月2~4日、菊池総合体育館にて平成30年度高校総体が開催された。本年度は、個人戦に男子92名、女子88名、団体戦に男子40校、女子34校が参加し、白熱した試合が展開された。

2日の男子個人戦では、小川と重黒木(ともに九州学院)が決勝に勝ち進み、小川が鮮やかな2本勝ちで初優勝を果たした。女子では、九州選抜大会個人2位の久保(阿蘇中央)と田中(菊池女子)の決勝戦となり、久保が延長戦で見事な片手面を決めた。

3日には男子団体戦が行われた。ベスト4には九州学院、東海大熊本星翔、八代東、鎮西が勝ち進み、リーグ戦の結果は九州学院が3試合で勝者数14、有効打突23本と他校を圧倒、14年連続36回目の優勝、全国大会出場を決めた。2位は、3校が1勝2敗で並んだが、勝者数で上回った東海大熊本星翔となった。

最終日は、女子団体戦が行われた。前年度優勝の菊池女子が序盤で敗れる波乱の展開の中、ベスト4に阿蘇中央・開新・尚絅・八代白百合が進出し、4校のリーグ戦となった。大混戦の結果、阿蘇中央が2勝1分で2年ぶりの優勝を果たし、2位には、1勝1敗1分で尚絅が入った。

男女団体戦優勝校と男女個人戦上位2名は、8月に三重県伊勢市で行われるインターハイに、男女団体戦の上位2校と男女個人戦ベスト8は、7月に大分県別府市で行われる九州大会に出場する。

熊本県高体連剣道部専門委員長 早瀬雄一